実印とは?必ず知っておきたい重要なシーンと取り扱い方法

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実印とは「役所に登録した印鑑」のこと

印鑑にはさまざまな種類がありますが、そのひとつに「実印」というものがあります。実印

実印とは簡単にいうと「役所に登録した印鑑」のことで、本人であることを証明する手段として利用されます個人印の中で最も重要な印鑑といっても過言ではなく、現在でも大きな契約をする際には実印を求められることがほとんどです。

一生のうちに何度も使用するものではありませんが、人生の転機となるようなシーンで必要になることから、誕生祝い、成人の記念、社会人デビューなどをきっかけとして作成される方が多いようです。

POINT 1

実印の主な利用シーン

では、実印はどのような場面で利用されるのでしょうか。実印が求められる主なシーンについていくつかご紹介しましょう。

不動産の売買時

不動産の売買が成立して登記簿上の名義人を書き換えるときに必要になります。

自動車の購入時

自動車(中古車含む)を購入する際に実印が求められます。ただし、軽自動車は除きます。

銀行から融資を受けるとき

住宅ローンなど、銀行から融資を受ける際に必要です。

会社の設立

会社を設立する際には会社実印(代表者印)を作成する必要があります。

公正証書の作成

遺言公正証書、委任契約公正証書、賃貸借に関する公正証書などの作成時に必要です。

ほかにも実印はさまざまなシーンで利用されます。印鑑の作成から登録まで少し時間がかかるため、前もって作成しておくといざというときに安心です。

POINT 2

実印の取り扱い方法

実印は印鑑証明とセットになることで効力を発揮します。注意したいのは、第三者であってもこの2点を持っていれば本人になりすますことが可能だという点です。実印を保管する場合はなるべく別々に保管するようにしましょう。

→ 印鑑証明とは?押さえておくべき取得する方法と注意点

ただ、役所に印鑑を登録した証明である印鑑登録証(カード)があれば、住所、氏名、生年月日などを記載するだけで簡単に印鑑証明書を取得できます。運転免許証など個人情報が書かれたものを印鑑登録証の近くに保管している場合、悪用される可能性があるので注意してください。

→ 印鑑登録とは?必ず知っておくべき基礎知識と手順

実印

POINT 3

もしも紛失してしまったら

紛失したのが実印だけの場合、不正使用されることはほとんどありません。しかし、万が一の事態に備えてなるべく早く対処する必要があります。

(1)役所へ届け出る

印鑑登録した役所へ届け出て、印鑑登録証の差し止めを申請します。第三者が取得してしまうと実印が不正に使用される恐れがあるためです。勝手に不動産が売買されたり、知らないうちに借金されてしまったりする可能性もあるので、真っ先に届け出してください。

(2)実印を改印する

印鑑登録証を差し止めたら、紛失した実印の効力を失わせるために、新しい印鑑を登録します。実印は何度も変更することが可能です。

(3)警察に紛失・盗難届を出す

最後に、警察へ紛失・盗難届を出しましょう。実印が出てきた場合でも既に偽造されている可能性があります。第三者の手に渡った可能性があるときは必ず改印してください。

→ 実印を紛失したら…!?あなたがとるべきベストな対処法と注意すべきリスク

実印

POINT 4

作成依頼をする際の注意点

自治体によっては認印のようなシンプルな印鑑でも登録できるのですが、偽造を防ぐためにも手彫りの印鑑を作成するのが一般的です。では、実際に作成依頼をするときはどのような点に注意すればいいのでしょうか?

素 材

実印は欠損または摩耗してしまうと使用できなくなります。そのため、変形しやすいゴム印や浸透印などは使えません。薩摩本柘などの天然木材を使用することもありますが、耐久性が高い象牙や、水牛の角を用いるのが一般的です。

→ 印鑑の材質(印材)について|よく使う印鑑の素材をご紹介

書 体

印鑑ではさまざまな書体が使われていますが、実印を作成する場合は篆書体(てんしょたい)がおすすめです。偽造されにくいだけでなく、高級感が感じられるため個人から法人まで幅広く利用されています。

→ 印鑑書体(字体)について必ず知ってほしい7つの種類と用途

サイズ

実印は、重要なシーンで使われることから銀行印や認印よりも一回り大きいものが好まれるようです。重厚感のある印鑑は相手に社会的信頼を与えるのと同時に、ほかの印鑑と区別する意味もあります。

どのような印鑑でも実印として登録できるわけではありません。自治体によっては書体やサイズなどを細かく指定しているところもあります。せっかく作成したのに印鑑登録ができなかった、ということがないように各自治体の基準に一度目を通しておくと安心です。

→ 実印に最適なサイズはコレ!? 男女でサイズの違いはあるの?

実印に最適なサイズはコレ!? 男女でサイズの違いはあるの?

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男女でサイズの違い

市区町村役所など地方公共団体へ印鑑登録を行って、印鑑証明を受けた印章のことを「実印」といいますね。自分の分身のようなものですから「素敵な実印を作りたい」と誰もが思うものです。でもはんこ屋さんを訪れて、はたと気づきます。「実印ってどんなサイズで作ればいいんだろう?」。そう、はんこ屋さんの店頭には大小さまざまなサイズの印材が並んでおり、実印を作るうえで必要なサイズがわからないというケースもよくあるのです。男性と女性で大きさは違うのか、印鑑登録するうえで規定となっているサイズはあるのか? 今回は実印の大きさについて調べてみました。

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実印を紛失したら…!?あなたがとるべきベストな対処法と注意すべきリスク

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悩む

いざというときに、はんこを使おうと思ったら、「おかしい、どこにもない!」と慌ててしまう人は少なくないでしょう。毎日のように使っていれば、そのようなケースはあまりないでしょうが、頻繁に使わないときは「どこにしまったかな?」とわからなくなることがありますね。

でも、実ははんこの紛失は、その後に大きなトラブルを招く可能性があるので、気を付けなくてはいけないのです。特に実印の紛失は、不正使用されるリスクも出てきますので、笑っては済ませられません! そこで今回は実印紛失の対応策をご紹介しましょう。

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印鑑証明とは?押さえておくべき取得する方法と注意点

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印鑑証明とは?

印鑑登録証明書

印鑑証明とは、「この実印は本物である」と証明するための書類です。印影のほか、氏名・住所・年齢などが書かれています。

実印は本人を証明する手段として最も信頼性が高く、官公署での諸手続きをはじめ、公正証書の作成、銀行からの借り入れなど、大きな契約・取引をする際に必要です。しかし、実印だけでは第三者による“なりすまし行為”が簡単に発生してしまうことから、公的な印鑑証明が合わさることで初めて効力を発揮するようになっています。実印のみ、もしくは印鑑証明のみでは契約できません。アナログですが確実なセーフティ機能です。

印鑑証明は人生において頻繁に使用するものではないため、はじめて取得するという方も多いのではないでしょうか。印鑑証明を取得するためには、まずはお手持ちの印鑑を「印鑑登録」しなければなりません。印鑑登録をまだ行なっていない方や、印鑑登録について詳しく知りたい方は、先に印鑑登録の項目をご覧ください。

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印鑑登録とは?必ず知っておくべきタイミングと手順

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印鑑登録とは?

印鑑登録

印鑑登録とは、所有している「印鑑を役所に登録すること」です。

登録された印鑑は実印と呼ばれ、本人を証明する手段として用いられます。実印は官公署での諸手続きをはじめとして、公正証書の作成、不動産などの取引、銀行からの借り入れ、会社の立ち上げなど、重要な契約および取引をする際に必要です。

ただし、実印だけでは第三者が本人になりすまして使用する恐れがあるため、基本的には「印鑑証明書」とセットになって初めて効力を発揮します。この印鑑証明書は印鑑登録後に交付される印鑑登録証が必要です。何らかの契約や取引で印鑑証明書が求められたときは、まず役所で印鑑登録をしてから、印鑑登録証の請求をするという流れになります。

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